自己の治癒力を高めることを目的とする医学

東洋医学というのは中国から伝わる中国医学が原点とされています。

そこから影響を受けたものとしては日本で独自の発展を遂げた漢方医学や韓国の東医学、インドのアーユルヴェーダ、チベット医学などがあり、中国医学の考え方がアジア地域に伝えられ、その国独自のものとして発展させています。

具体的な治療法というのは生薬治療や鍼灸、按摩、気功、薬膳などになります。

本来人間というのは外からのさまざまな刺激に対して、体を守ったりする力があらかじめ備わっています。

外傷が起きた時にはかさぶたができて少しずつキズが消えて行ったり、腐ったものを食べると下痢を起こしたりする反応というのは体内で病気を治そうとする反応が起きています。

私たちが健康でいられるのはこういう自然治癒力が備わっているからです。

しかしながら、自然治癒力を保とうとする力が弱まっている時というのは体調を崩しやすく、病気にかかってしまう可能性が高くなります。

東洋医学の根幹というのはこの自然治癒力を高めることにあります。

自然治癒力というのは人間が本来生まれながらにして持っている病気を治す力のことを指します。

東洋医学にはあらゆる治療法がありますが、どの治療法にしても心と体のバランスが崩れているのであれば、それを取り戻すような治療を行っていきます。

それにより自然治癒力を高めていきその力を利用して現れている症状を和らげていきます。

何らかの症状が出ている時というのは自然治癒力が衰えていますので、それを回復させるために治療を行います。

そのため、西洋医学に比べると体の負担が少なくて済みます。

健康とはどういう状態かというと、現在病気になっていない状態や体力があって問題なく活動することができている状態、ストレスが無く精神面でも充実している状態などになります。

病気が起こる原因というのは胃が痛いとか膝が痛いといった体の機能が原因であることがある一方で、精神的なところが原因であることもあります。

周りの人から与えられるストレスなどが原因となって体の機能に何かしら症状が出てしまうことがあります。

東洋医学というのは精神と肉体を一体化したマクロの視点で捉えます。

一人一人症状が出る根本的な原因は違いますので、一人一人に応じた治療をしていきます。

その際に、身体的なところだけに注目するのではなく、精神的なところにも注目していきます。